051 岩戸開きの心構え

 

 

運勢を変えるのは今である。

世紀末の時代に多くの導師が岩戸開きを唱えたのであるが、岩戸は益々頑なに閉じ籠った感があります。

何度も岩戸が開きかけたが、世の中の現状に悲嘆して閉じられていった。

現代の人類に足りないものがあるとするなら、最後の勇気であり潔さである。

しかも理性的勇気であり魂の潔さであります。

此れらの要素が現れてこない理由は霊性の欠如に他ならない。

目に見えない世界を信じる強さが薄いということと、この世的な栄華を捨てきれないもどかしさである。

岩戸は何度も開きかけたのだが、その開きかけた岩戸の端に迷わず手を掛けて、渾身一体で岩戸を開く勇者の出現を時代は待ち望んでいる。

それは明日ではなく未来ではなく、過去の偉人ではなく、今この時に立ち上がる勇者の出現であります。

地上世界で物理的感性に毒された思念想念を浄化しなければならない。

そうでなければ人間は地上世界に対する執着を断つことは難しいのであります。

形だけ執着を断つ者は手当り次第に所有物を処分するが、断つべき執着は本来は精神にあるのである。

囚われ拘りは人生を固着せしめ魂の生長を阻害するのだ。

いつしか人は進化を諦め停滞を安らぎと勘違いするのであります。

岩戸開きの時期は既に到来している。

もはや躊躇は悪であると気付くべきであります。

 

 

 

  29 黎明の風 【文化編】