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089 ヤマタノオロチ神話 2
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ヤマタノオロチの現代的正体は何であるか…。 それは女・子供(弱者)を食い物にする現代の暗黒思考(唯物思想)である。 欲得願望の行く末は破滅であり、頭を地に伏せ擦り歩く蛇体化(物質化人間)であります。 魂の鈍重化は精神面を狂わせ、深い洞察心を失わしめるには十分である。 そこに歪んだ依頼心や猜疑心、利己的強欲、殺戮破壊、閉鎖的思考に取り巻かれて、本来は自由自在な魂が、物質文明の御都合主義に雁字搦めに縛られて身動きがとれない状態にされている。 しかしそうした暗黒思考の中で、神威を腐らせることなく輝き続けた劔が存在したことは、人類にとって大きな希望であります。 草薙の劔は苦難困難を克服する智慧の劔で、端的な言葉を当て嵌めれば教訓そのものであります。 真実の教訓は数多の経験や体験に育てられた智恵であり、堪え忍ぶ精神を鍛え抜かれた熱き魂である。 弱者を食い物にする弱肉強食社会には真実の智恵が育まれる余地が無い。 ただ官能に酔い痴れ、人心を失い、力の倫理が横行する世紀末(天変地異)を呼び寄せるのみであります。 そうした迷妄の時代には絶対的真理が通用せず、縦横無尽な流動的真理こそ必要になる。 しかし草薙の劔(流動的真理)は扱う者に高度な徳性が無ければ魔剣になりかねない危険性も孕んでいる。 現代の魑魅魍魎な世界を真に治める統率者は、この草薙の劔を使いこなせる徳性を身につけていなければならない。 そうした真なる勇者の出現をこそ現代は待ち望まれているのであります。 |