097 霊文明の翻訳者

 

 

人間の本質は霊的実在であります。

心を豊かにするためには魂の世界を受け入れなければならない…。

しかし人間は物質世界の鈍重な波動に慣れ親しんで、三次元世界の住人でありながら、自ら二次元や一次元意識に収まろうとしているのである。

意思が凝り固まれば石となる。

物質世界は固形化の世界である。

行き着く先は分離消滅の末路である。

しかし形ある物に意識を宿らせるのが神の子人間の生命力であります。

生命は停滞ではなく流動である。

生命は休止ではなく活動である。

生命は分離ではなく結合である。

目に見えない世界が信じられない人は、生命に蓋をする盲目人である。

世紀末が叫ばれる現代は閉鎖された心の世界が読み取れなくなっている。

だからこそ霊的世界を物質世界に知らしめる文士が必要になる。

インターネットが普及した現代は、光の文士たちが其処彼処で活躍しているのであります。

彼等の天職は霊的世界の翻訳である。

霊界通信でもって直接翻訳をする文士も居れば、様々な文化的手法をもって間接的に翻訳をする文士たちも居る。

何れにしても志が同じであれば互いに分かり合える魂でもあります。

神世の時代には霊文明の翻訳者が多勢いたが、現代もまた多くの霊翻訳者が地上に存在する。

本物の霊翻訳者たちは持続の徳目を貫いている。

偽物は物真似が上手であるが生命を懸けて持続する意志がないのである。

 

 

 

  29 黎明の風 【文化編】