002 水の性質

 

 

地球生命体にとって水の流転は生命活動の核であります。

水の物質(分子・原子)は個体でありながら、基本的な活動としては高みから低みに流れ、流体としては調和に身を置く習性がある。

池や湖、大海に至っては大きな意志に融和して安定へと向かうのです。

これが最も重要な水の性質であります。

この水の性質は、そのまま経済の性質に当て嵌まります。

金銭の流通は付加価値を身に付けた代価として、消費者から販売者に流れます。

販売者は純利益を差し引いた原価を商品提供者に流すのです。

経済の流通経路としては消費者が上位に立ち、販売者や商品提供者は下位に居て、水の流路と同じく金銭の流通も高みから低みに流れるのであります。

ここに商道の基礎が存在します。

さらに様々な付加価値を消化した代価は、一旦は本来の姿(価値中立)に戻ります。

金銭そのものは常に価値中立状態でありますが、扱う人間の善心・悪心に触れ、使われた使徒に従って悪事に靡いたり善事に靡いたりしながら、金銭そのものの魂修行をさせられている…。

要するに金銭そのものも同種の性質の中に落ち着こうとするのです。

願うれば善事の池や湖に身を寄せたり、社会貢献に役立つ集団(大海)に身を落ち着かせたい想念を抱いています。

道端に転がる石にも意思があり、人の間を行き来する金銭にも意思があると言うことです。

金銭もまた意思を持つ生命体として扱う時に、付加価値に霊価が伴って福徳円満を齎すのであります。

 

 

 

31 水龍の旅 【経済編】