005 水の流路

 

 

山間に降った雨が岩肌に染み込み、数十年の歳月を経て源泉より湧き出してくる…。

最初の泉は小さな湧き出しではあるが、止めどなき湧水は勢いを得て流れて行きます。

その流れは谷間の沢を抜けて進み、清らかな小川となって陽光に煌めくのであります。

支流は本流へと合流して滔々と流れ、優雅な大河は感動すら与えてくれます。

流れるべき流路を自然に流れ、変わらぬ河川の美しさを演出しています。

そうした河川の流路は自然を司る神が決めたのであるが、その主旨は地上生命の生々化育に貢献するためであります。

その地域を最も活かせる流路を基本的には流れている…。

経済の流れは人間の主体性で様々に流路が出来上がっているが、その経済流通経路が人間の魂を裕福にする経路であれば良いのです。

しかしながら現実には我田引水が横行して、闇取引や談合などで流路の独占や横領が絶えない。

こうしたことが人間社会の裏側には頻繁に行われてきたのです。

自然界にあっては、非は集中豪雨によりて改められますが、非なる経済流通経路も改められる運命にあります。

金銭も本来は価値中立ではありますが意思を持つ生命体の一つです。

自らの流路(流通経路)が悪意に利用されるよりも善意に貢献したいと願っています。

間違った使い方(私服を肥やす)をする人々に経済の流路を開いても虚しいばかりであります。

経済流通経路は社会に福徳円満を齎す(潤す)ために正統な方向に流されるべきであるのです。

 

 

 

31 水龍の旅 【経済編】