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013 代替機関(質屋)
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物々交換の代価が社会に浸透すると、金銭への依存が起こるのは自然の成り行きかも知れません。 お金があれば必要な物品が手に入るわけで、こうした理由から蓄財を心掛ける人も出てきます。 しかしその反面、蓄財が苦手な人々も出てきたのであります。 宵越しの金は持たないような日暮らし人間は、生活に困窮して始めて慌てふためく訳であるが、そこで苦肉の策として考えたものが質屋のような代替機関でありました。 箪笥の奥に仕舞っていた大切な物を金銭に変えるという、経済の流れからすれば逆流現象が起きてきたのです。 例えば水の流転を見ると正規の流路を辿っていた河川を、何らかの人為で堰き止めた上で逆方向に戻そうという行為と同じであります。 当然の結果ですが、やがて滔々と流れる水圧で堰は破られ、その被害は何倍にも膨らむのです。 人間が地上生活を営むということは、生命の維持継続のために必要な消費を繰り返す訳で、その消費を補う為の永続的な所得を必要とします。 福徳のある人は所得が多い人というよりは、お金の正しい使い方を熟知した人である…。 水の流転は所得ではなく消費の正統な流れを教えてくれています。 そのため消費の流れを正しい方向に調整することで、所得も蓄財も安定化するのであります。 収入と支出を調整して貯蓄を試みながら、経済の流路を正しく開いて行くことで、福徳円満型の魂の傾向性が身に付くと言うことなのです。 つまり貧富の差は魂の傾向性が人間の宿業(カルマ)として現れているのであります。 |