015 ローンの功罪

 

 

近年の日本経済を急速に高めた高度成長期は、人間の心から霊性を見失わせ、意識を物質化に向かわせたのであります。

その高度成長期を加速させた一因はローン返済の台頭でありました。

終身雇用の見込み所得を狙った長期返済は、マイホームの夢を実現させましたが、多額の借金(金利を含め)は不特定多数の社会人を経済の奴隷に仕立て上げました。

勢いを得たローン会社は数を増して過当競争に入り、成績優先の利益史上主義も追い風となり、過剰な貸付によるローン地獄を量産しました。

不当なサラリー金融などは言語道断。

借金を方に全財産を奪われ自ら命を絶つ人も多くなりました。

不当な金融貸付は人心に欲望を増大させながら、自社の利益率を上げる事のみに躍起となり、ローン地獄に陥る人々を無碍に見捨てたのです。

本来の金融貸付は、世の中の灯台となる先駆者のバックアップをすることで、正しい経済流転を齎すものである…。

悪意による貸付は、悪意を抱く者に靡きやすく、その悪意が金銭生命を汚して死金となるのです。

霊的に見れば死金には死神が取り憑き、悲惨な結末へと引きずり落とされるのです。

これも悲しき因果応報であります。

人間は自らの身の丈(現状での経済力)を知る必要があるでしょう。

複雑怪奇な社会制度の中で、慎重な賢さを併せ持つよう心掛けるべきであります。

 

 

 

31 水龍の旅 【経済編】