017 株式証券取引

 

 

会社には有限会社と株式会社という区別があります。

この違いは規模の違いでもあるが、株式会社となると社内で持株を分配したり、株式上場すれば社外の人間にも持株を所有することが出来て、その持株のパーセンテージが半数以上あれば会社の経営に発言権を持つ事も可能になります。

大量の株を買い付けて、会社を乗っ取る人も出てきたのであります。

大半のシェアを得て吸収合併するM&Aは、経営難に陥った会社の労働者たちを救済するためであれば尊いですが、個人的な欲望願望の自己拡張のために吸収合併を試みる我欲者は、吸収合併した子会社の技術だけ得て、そこで働く労働者たちを無碍に解雇へと追い込む場面も出てきたのです。

こうして偽りの繁栄(高度成長期の末期)は人間から人としての真心を見失わせたのです。

個我の夢が自己拡張すれば暴君になるだけで、社会に貢献せんとする経営理念は影を潜め、社会を個人的に利用せんとする輩も現れてくるのです。

資産家は株価の変動で持株を売ったり買ったりして個人の利益を上げようとする…。

もちろん株主の中には会社運営を後押しせんとする善人も存在します。

しかし株主の多くは個人的な収益のみに興味があり、まるでゲーム感覚で得した損したの博打になっています。

現代では一株の単位も少額となって誰にでも手軽に株を所有することが可能になりました。

この世界の経済を動かしているものは大半の賭博感覚であります。

 

 

 

31 水龍の旅 【経済編】