026 金銭への偶像崇拝

 

 

人は生活必需品を得るために金銭が必要になります。

その為の収入を得るために仕事をします。

人間同志の遣り取りの中には本音と建前があり、仕事を進める目的意識が深い人は顧客を親身に扱いますが、目的意識が浅い者は表面的な扱いになります。

金の切れ目が縁の切れ目と割り切ってしまう商売人も居るはずです。

そうした人は恐らく信用できるものは金銭だけになっていて、お金に対する過度な思い入れは、金銭こそが崇拝の対象になるのであります。

宗教を受け付けない偏屈者であっても、金銭への信仰は深まるようで、お金は裏切らないからと金銭への偶像崇拝をしているのです。

これは人間の心の闇に潜む魔物の所作である。

魔物は利己心の魔となって人間同志の繋がりを断ち切ろうとするのです。

信頼を得るためには時間が掛かるため、目先の信用だけを得んと色々な策(悪知恵)を働かせるのです。

こうした邪な心から搾取(詐欺行為)は始まるのであります。

本来の商道の基本は信頼であります。

顧客との深い信頼関係を築くために、商家は代々暖簾を護って来たはずです。

そうした生粋の信頼は正しい信仰心を育んで、顧客の真心こそを拝んで憚らないのである。

その行為が感謝の姿となって信頼は更に深まるのであります。

 

 

 

31 水龍の旅 【経済編】