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029 日本人の底力
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焼け野原となった日本の大地には、明日をも知れぬ焦燥感が漂ったでありましょう。 また戦地で身内を亡くした人々は、悲しい現実を受け止めるしか手立ては無かったのであります。 人はなぜ戦うのか…。 それは家族を守るために他なりません。 お国の為に命を懸けた数百万の魂は今も南洋に眠ります。 彼らの思いが報われる日はやってくるのであろうか…。 日本人は未来永劫、悲しい歴史を繰り返してはならないのです。 日本は国家であるがゆえに、魂の結び付きが深い民族であります。 国力の高まりや戦争へと突き進んだ驕りも、国家としての家族意識が齎したものである…。 しかし敗戦後の日本を立て直した原動力も、家族を愛する人々の一念発起でありました。 現在の大企業の創業者たちは、たった一人で数千数万人を雇用する会社を興してきたのです。 以前(戦前)のような豊かな生活を人々に取り戻してあげたい…。 こうした彼らの想いが、その想いの持続が、経済復興の原点にあったと言うことであります。 そうした創業者たちに共通するものは、家族を大切にする気持ちでありました。 その想いを清らかなまま大衆救済に向けられたからこそ、日本経済は復活を遂げたのです。 家族を想う心が故郷を想起させ、父母を尊ぶ気持ちが先祖代々之御霊にも届き、その精神が日本の神々にも届いたのであります。 この想いを誰よりも親身に持続されたのが昭和天皇陛下でありました。 |