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033 臨時作業員の重用
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生産工場の好調期を支えたもう一面の労働者たちは、長期休日(春・夏・冬休み)を迎えた学生アルバイトであります。 期間工よりは時給が安いとはいえ、休日出勤も当たり前の時代に、学生アルバイトが夏休み期間に20〜30万円ものアルバイト料を稼ぐ学生も居たものです。 作業は単純なライン作業ではありますが、若い彼らは順応性も良く技術の修得も早いがゆえに、アルバイトでありながら一つの部門のリーダーを任される若者も存在しました。 彼らもまた工場生産を支えた一員であります。 また更に生産工場の好調期を支えた他の労働者たちは、家庭の主婦など日中の短時間労働に限られたパート勤務者です。 高度成長期には終身雇用制度の中で安定した所得が得られることで、多くの会社員たちはマイホームの夢を実現したのであります。 …とは言え月々の支払いやボーナス月の加算支払い、はたまた成長する子供たちの学費等を捻出するために、家庭の主婦もパートをして生活費を稼ぐ必要があったのです。 それでもマイホームの夢は家族の幸せに繋がり、共働きの両親を待つ鍵っ子が増えたとしても、まだまだ家庭の温かみがありました。 これもまた高度成長期の麻薬陶酔に誰もが気付かなかった頃の話であります。 大企業の生産ラインは数分数秒に一単位の商品が完成するので、一分でも停止すると大問題になります。 そのために作業の欠員を埋め合わせるアルバイトやパートは、低賃金でもあったため重用されたのであります。 |