039 GNPとGDP

 

 

経済指標として扱われているGNP(国民総生産)とGDP(国内総生産)。

通貨の統合を果たした欧州のユーロは、経済格差が激しい国々では本来は難しいシステムであります。

文化や芸術や宗教など民族特有の色合いは、連綿と続いた歴史の中で、生活そのものに染み込んだ変え難い民族性です。

そのためGNP(国民総生産)を安定化させることは至難の技になります。

その反面GDP(国内総生産)は、国内の台所事情を把握し易い分だけ、経済格差を政策で調整し易いのであります。

GNPもGDPも総合的な生産量で富の現状を把握せんとする訳ですが、数値の結果に見えるものは富の推移ではなく、去り行く過去のビジョンに過ぎないのです。

その生産に関わった人間の心にこそ貧富の大元が隠れている。

百万円を手に入れて裕福な気持ちを抱く人が居れば、一千万円を得ても足りない人も居るのです。

二十万円の給料が無ければ喜べない人が居れば、十五万円の給料を感謝の気持ちで手に取る人も居るのです。

富の基準は人それぞれ千差万別で、人間の心掛け一つで変わってくるのであります。

真実の富の指標は国内外総生産ではなく、国内外の人間総心理を紐解くことで明らかになるでしょう。

経済の流れは人間心理の把握と魂の傾向性によって、富(霊的価値)の推移を調整(安定化)することが可能であります。

人類は霊性を取り戻すことで、本来の無限供給を有り難く得ることが出来る富者に戻れるのです。

 

 

 

31 水龍の旅 【経済編】