054 資本経済の軌道修正

 

 

今や経済は国政の大黒柱になっています。

社会を循環している経済の流れを止めることは、国体の死滅を意味するのであります。

人が動けは時間と共に金銭もまた動きます。

まさに表裏一体であり、動行の肩代わりまで金銭は担っています。

いつしか経済中心の社会となり、表向きでは日本は経済の大国に成りました。

しかし裏を返せば借金返済の仮名目に雁字搦めに縛られた、経済という魔物の支配下に置かれています。

資本経済は誰の為のシステムなのでしょうか。

人の心を蔑ろにするようなシステムは、運転手の居ない自動運転機能でありまして、人間としての温かみや優しさもなく、繊細な遣り取りも無視される冷酷なシステムであります。

どんなに科学が進化しても、どこまでシステムが高度化しても、常に主体は人間側でなければならないのです。

しかしコンピューターの性能が高まるごとに低下してきたのが人間性でありました。

体力も頭脳も、身体を動かさなければ退化するように、人間の精神性も扱わなければ退化するのです。

戦後の日本人に徳性や人間力の低下が見られるのは、戦後の学校教育から徳性に繋がる教育が失われてしまったからであります。

この徳性教育を日本経済の軌道修正の為に復活させる必要があります。

時には暴れ馬に豹変する経済の魔物…。

荒馬の手綱捌きが出来る経済の救世主たちを、徳性開発は育てることが出来るのです。

 

 

 

31 水龍の旅 【経済編】