057 加工(第二次産業)

 

 

自然界の恵みを戴きながら生活を営む人間社会ですが、時に自然界は大調和という霊的バランスを崩し、海が荒れ山が怒り空が猛り狂うことがあります。

そうなると自然界からの恵みを得られない時期も度々あるのです。

そこに人間としての生きた知恵が必要になりました。

すなわち自然食品を長期保存が出来るように加工する工夫が行われるようになりました。

その加工品は徐々に完成度を増して、あらゆる食材の鮮度を保ちました。

山奥の街では海の幸に恵まれず、海辺の街では山の幸に恵まれず、人家が建ち並ぶ都会では農作物を手に入れることも困難でありましたが、食材を加工することで長期保存が可能となり、普段は手に入らない食材を遠方まで届けることが出来るようになったのです。

遭ったことも見たことも無い遠方の人たちに、美味しい食材を新鮮なままお届けしたい…。

こうした愛念こそが総ての加工産業の産みの親であります。

この愛念を後押ししているのが自然界を司る神々の切なる想い入れなのです。

人間は何もかも自分一人の力で起業したかのような錯覚に陥りやすいが、目に見えぬ世界から慈愛の心でバックアップして下さる神々の助力があってこその運営である。

そのため感謝の気持ちが薄まると会社の運営は干上がり行き詰まるのであります。

日々の運営に神の心が重なってこそ、社業は繁栄の道を突き進むのです。

そうして加工品工場が大きくなるに従って雇用も増して行ったのであります。

 

 

 

31 水龍の旅 【経済編】