058 量産(第二次産業)

 

 

加工品を作るに当たって働き手の確保は深刻な問題です。

地方からの受注に答えるためには、安定した生産体制が望まれます。

ある程度の見込み生産は必要になりますが、需要は一定ではなく流動的に増減するのです。

それを埋め合わせるための設備投資も必要になります。

設備機械は人手では難しい作業を肩代わりしてくれる…。

それと共に加工品の量産を可能にしてくれるのであります。

需要に則した量産は低価格化を実現して、家庭の生活を援助することが出来るのです。

すると各家庭は低価格商品に有り難みを覚えて同じ商品を買い求めます。

商品が順調に消費されれば加工品工場も利益が上がり、作業員への報酬も安定するのです。

こうして加工品工場と各家庭との絆(助け合い)が経済を動かして行くのであります。

加工品工場に於いて生産トライアングル(安全・品質・量産)は重要な課題です。

どれか一つでも欠けてバランスを崩せば重大な問題が浮上するのです。

安全を怠ると事故や災害を招き、品質を怠ると顧客に迷惑を掛け、無謀な量産は欠陥商品や事故を誘発します。

私利私欲に負けて利益率向上のみに突っ走る会社は、自ら生産トライアングルを乱して滅亡の道を突き進むのであります。

第二次産業は、第一次産業と各家庭を繋ぐ善意のパイプである。

こうした自覚を深めることで生産者として自社製品に誇りを持ち、経済の大循環に正しく貢献することが出来るのであります。

 

 

 

31 水龍の旅 【経済編】