082 夢追い人たちの聖地

 

 

20世紀後半、夢を持つことすら異端視された終身雇用制の高度成長期に、夢物語と揶揄されながらも夢を追い求めた人々が居ました。

愛という言葉すら誤解をされて、気軽には使えない雰囲気がありました。

多くのサラリーマンが生涯所得を約束されながら、家庭を持ちマイホームを持って悠々自適な老後を得んと、まるで職業ロボットのように働いている時代でもありました。

あの狂気に満ちた社会風習から脱却することは、まさにオフロードの選択であり、当時の夢追い人たちは世捨て人の如く見られたものです。

社会全体が経済興隆期の最中で、金銭への依存や地位名誉への服従の中で、人々はみな人間としての心を見失って行きました。

しかもその当人たちが失いつつある心に気付かなかったのです。

20世紀終盤、偽りの繁栄は終わりを告げ人々の多くは我に返りましたが、未だに過去の虚栄を引きずる迷妄者がゾンビの如く存在しています。

時代は霊性開化を望んでいます。

心の世界が見えないからといって無法地帯にしてきた精神世界には、もはや百鬼夜行の弱肉強食世界が広がりつつあります。

そのため精神面の強化が遅れた分だけ、感情を乱されたままの凶悪犯罪者や、失望怠惰から脱却できないままの自殺者を量産させました。

目を覚ますべきは霊性であったのです。

誰もが偽りの繁栄を追い求めた20世紀こそ夢物語であったのです。

人類は霊性開化を受け容れることで、心の世界に希望の灯火を燈すことになります。

そうして勇気をもって精神世界の浄化整備に取り掛からなければならない…。

これから徐々に語られる学園都市構想は、心ある夢追い人たちを未来に届ける箱舟(聖地)になるでしょう。

彼らは未来の地球を救う夢先案内人となるのです。

この些細な予言をココに記録します。

 

 

 

31 水龍の旅 【経済編】