087 リーダー教育(五年)

 

 

生徒たちは5年間の基礎教育が終われば卒業を迎えます。

もちろん就職先の斡旋も学園側が用意します。

全国の民間企業と卒業生たちを繋ぐ架け橋は最も大切な業務になります。

高校卒業程度の基礎教育と、生徒たちが専攻した専門分野の基礎教育を学び、5年かけて徳性開発の基礎教育まで学んだ彼らは、民間企業から歓迎されるはずです。

生徒たちが追い求めた将来の夢を実現するべく会社に、それぞれの就職活動を後押しするのであります。

人間教育(徳性開発)には終わりがありません。

卒業生たちは人間教育の続きを新入社員として入社した会社でも自発的に行なうでありましょう。

そうした前向きな姿勢(徳性の基礎)が卒業生たちの心持ちとして育っているのであります。

そうした基礎教育に物足りなさを感じる生徒は学園都市に残り、リーダー教育を受ける道が開かれています。

それまでの5年間は自分のための夢追いが主でありましたが、それからの5年間(リーダー教育)は人のための夢追い精神を学ぶのです。

そのため基礎教育を学ぶ新入生と共に、もう一度同じ授業を受けることになりますが、彼らの存在意義は新入生の導き手としての人格者教育であります。

学業に於いてはクラス内の5人〜7人を受け持つ班長を兼任し、寮生活に於いては2名の新寮生をサポートする部屋長を兼任します。

リーダー教育には悩みが尽きません。

この尽きない悩みは自分以外の問題(新入生たちの)が多くなるはずです。

そのために彼ら(6年生)をサポートする上級生(11年生)が、学業では級長・副級長として常駐(バックアップ)していますし、寮生活では寮長・副寮長として常駐しています。

リーダー教育は実践を通して人間に必要な人格(徳性)を育むことが主目的になり、人のための人生観を社会人として船出する前に実体験することが出来る、謂わば徳性開発の自己研鑽に該当するのであります。

 

 

 

31 水龍の旅 【経済編】