089 責任者教育(五年)

 

 

6年生〜10年生のリーダー教育が終了したなら、生徒たちは卒業を迎えます。

この上級生たちの就職先は民間企業の幹部候補生として斡旋します。

彼らは各職場のリーダー業務を即戦力として受け持つだけの人格を形成しています。

個人的な利潤追求など興味を持たず、会社の発展繁栄のために帰属意識を発揮します。

会社の中に彼らが一人でも居れば、まるで伝染病が広がるように職場環境が改善されるでしょう。

何よりも人間関係が調和に向かうはずであります。

なぜなら彼らの魂の学びこそ『調和』の徳性であったからです。

またリーダー教育の終了者の中の特に優秀な卒業生には、本人との面談を重ねた上で学園都市に残って致だきます。

そうして高次上級生(11年生〜15年生)として、学園への新入生と共に更に五年間の高次徳育を受けることになります。

それは『謙虚』『調和』の徳性の再教育を受けながら、更に高次の徳育である『融和』の徳性を身に付けるための五年間になるのです。

責任者教育を受ける彼らには一クラスの担任・副担任を受け持って致だきます。

そうして週に何時間かは教壇にも立って、実際に講義を行って致だきます。

講義の内容は徳性開発に元ずいて、自身の体験談を中心に魂の生長に繋がるような講話を話して致だきます。

これは責任者(指導者)としての訓練を兼ねた、指導力育成の為の実体験講義である。

ここで講話体験を積み重ねることで、指導者としての自覚と責任感を学ぶことになるのです。

更にクラスの中に居る複数の班長たちをバックアップするのも責任者教育の一環であります。

現行の民間企業に人格を有した責任者が少ない理由は、指導者としての上層部教育が皆無であるからです。

人間として尊敬できる上司が居ない会社は、優秀な部下が育つ余地がありません。

 

 

 

31 水龍の旅 【経済編】