090 教育指導運営型

 

 

高次上級生としての学びは運営者側意識の確立が主目的であります。

何時までも御客様感覚では自発的な仕事(活動)が出来ず、日々のルーティン作業をこなすだけの日暮らし人間と同じである。

人間の作業をルーティン化するだけなら、何れ人類の未来はAIロボットに支配されることになるでしょう…。

社会人として新入社員で入職した時期、あるいは入社5年未満の社員であれば、むしろ作業はルーティン化しても良いのです。

なぜなら新入りの彼らには本人の職務を遂行する傍らで、膨大な社内業務を覚えるための心の余地が必要であるからです。

しかし5年・10年と勤続年数を経過した社員は、会社の中核あるいは上層部としての管理能力が問われるようになるのです。

つまり御客様感覚を反転させて、運営者側の管理意識を目覚めさせなければならないのであります。

そこには従前の発想を超えた新提案が望まれるはずです。

さらに事業存続の責任も徐々に背負わざるおえない立場に立たされる…。

そうした中堅幹部候補生は、もはやルーティン作業に埋没している暇は無いのであります。

しかし現実社会では雇用枠一杯の人員を抱えた会社でも、人格者の不足のために気持ちの整理も固まらぬままの若手社員を無理やり管理職に立てたり、御客様感覚のままの長勤続社員を管理職に座らせたりしています。

欲望願望・損得勘定・私利私欲等に心を混乱させられている人間は、何処まで行っても自己中心・自己保存の意思を捨てられない…。

要するに社会人でありながら子供のままの精神状態で生きている人たちであります。

これが御客様感覚を脱しえない大きな要因であります。

つまり運営者側意識というものは社員全員の生活(幸福な人生)を保障するために、つねに最善を目指す意識習慣を必要とします。

そのためには従業員一人々々の人間性を知った上で、彼らの気持も配慮した職場環境を提案実践することになるでしょう。

こうした運営者側意識を学園内で事前に磨くことで、ほぼ即戦力の幹部候補生を社会に送り出すことが可能となるでしょう。

自己中心タイプの人間には本来の運営者側意識は芽生え難いし、仮にそれが芽生えたかに見えても、利己心優位の独占采配に走る危険を孕んでいます。

 

 

 

31 水龍の旅 【経済編】