092 研究教育創造運営型

 

 

指導者教育の2年間は生活の為の労働は免除されます。

ユッタリとした時間の中で個人的な研究開発を進めて致だきます。

個人的とは言え、人類の真なる幸福を創造し、それを実現する方法を教えて論文化するのです。

本人の生活費は自ら教壇に立って講演する講師料で十分に賄えるようになっています。

人類の未来を救う研究や開発は、ゴミゴミした喧騒の中では発想し難いものなのです。

現状把握の客観視は、日常を遊離する境遇が無ければ難しいものなのです。

秀才は環境が整えば量産できますが、天才には独自の境遇が必要不可欠であります。

学園都市には人生の師と言える高徳者が其処彼処で生活しているため、求めれば様々な角度から霊性に通ずる材料は拾い易い環境になっている…。

もちろん研究開発に没頭できる場所等の提供も学園側が用意するのであります。

この2年間の指導者教育では徳性開発に於ける総仕上げとして重要な期間になるでしょう。

2年という期間では足りないような研究開発であれば、学園都市そのものが全面的にバックアップすることになり、期間の延長もエンドレスになります。

人々の社会制度が困窮する理由は人生の意義命題が見えないからである。

そうして日々の暮らしや、生活維持のための仕事に埋没するからである。

自分の普段の現状を振り返り見る習慣が無ければ、人の心の生長は有り得ないのです。

そうした観点から人間社会の中で正しい客観視を得ることは、細やかな覚り(小悟)を得ることと同義であります。

人間の本質を悟り、真人間としての原点に立ち返り、自分のための人生を人のための人生に置き換えた時に、運命の扉は音を立てながら静かに開かれるのです。

指導者教育(二年)の卒業生たちは殆どが学園都市に留まり、常駐の講師となって後衛の指導を天職にするのです。

全国各地から集まってくる若き夢追い人たちを導きながら、より多くの人々を明るい未来に連れてゆく使命が彼らにはあるのです。

生粋の夢先案内人は17年の歳月を要して育て上げられるということであります。

 

 

 

31 水龍の旅 【経済編】