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012 現象 |
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実相世界に実在する創造の雛形が地上世界に現象化する際には、少なくとも二段階の創造形態(創化作用→創造作用)を通してまいります。 一段階目の創化作用は高次元神界で行われ、神々の純粋個性に従って真善美の真髄を貫いた霊的現象化であります。 この段階の創化作用は、より多くの生命たちを生かし育み、心と心を結ぶ働きが主目的で、これは実相大神の意志を継承する高次元神界の天命そのものであるのです。 そうして高邁な理想が大衆救済(人類の魂の救済)として現象化している…。 二段階目の創造作用は、高次元神界で行われた創化作用で低次元霊界に現象化した霊波念波を、更に地上世界に造物として形を成すための創造作用であります。 この末端にて地上世界の人間がインスピレーションを受け取り、その環境や境遇に合った内容で具体的な造作をすることになります。 こうした創造作用のインスピレーションを受け取るツールは人間の心に附帯する想像力であり、心を豊かに開放すれば泉の如く自然に湧き出る発想が得られるのです。 しかし地上世界の人間は、どうしても自分の範疇でしか想像力を発揮しないのが常であり、この局部的な発想範囲を広げるためには自己限定の殻を自らの意思で打ち破って、本来の客観性(霊性)を取り戻す必要があります。 創化作用から創造作用の流れは、高次元神界に近いほど融通無碍(自由自在)な展開が可能ですが、地上世界に近付くほど物質化(固形化)して、具体的自己主張はするが応用の効かない不自由な存在になりがちです。 地上世界に降ろされた様々な科学的アプローチは、インスピレーションを受け取った人間の徳性段階によって深浅も高低も違っていたはずです。 何時の時代も人類の最先端を行く科学者こそ徳性(霊性)を磨かなければならない…。 閉鎖的な物質感念や欲得願望で頭打ちされた物理論迷妄者は、時に魔女狩りの如く黎明の火を消して、人類の未来を箱庭に閉じ込めて来たのであります。 この慢性病のような物理学が地上世界に台頭した理由は明らかでありますが、その迷妄正体を暴く前に精神世界の正確な把握と清掃浄化を試みなければならないでしょう。 何億年の歳月を掛けて積み重ねてきた人類の宿業(カルマ)は、容易く改変できるような代物ではありません。 |