014 創造

(目的意識の結晶化)

 

何もない所に物質肉体が現れてくる情景は、喩えて言えば水の三態と似通ったものがあります。

人間に最も認知されている水の姿は流体(液体)です。

この水の流体は気温が下がって零度以下になると氷(固体)になります。

また温めて零度以上にすると液体に戻り、更に温めて百度以上になると気体となって蒸発する。

創造の元は何らかの目的意識でありますが、この段階では肉眼には見えない発想(気体)の段階で、未だ形を成していないため自由自在に変更が可能な状態です。

そうして目的意識が固まると創造の現象化が始まるのであります。

肉眼には見えない水の気体が、目に見える液体(流体)になり固体(氷)になる経過は、正に創造の物質化現象を現している…。

つまり地上世界への創造作用は目的意識の結晶化であると言うことであります。

この創造の技を地上人間も扱うことが出来る。

それが人間は神の子であるということの証明にもなっています。

しかし人間は創造作用を悪しき方向に扱うことが増えて来ました。

人類の進歩発展の為に生み出された数々の科学的創造が、戦争兵器として殺戮の道具に悪用されている。

また身近な創造としては思いの歪曲化によって、その病的な思考が身体に病巣を創造させている。

病気も人間社会の副産物としての物質化現象であるのです。

総てが心の現れであり病気や事件事故もまた心の現れであります。

原因は複合的かも知れませんが、その結果を生み出した一因を自分も担っていることを認めて自己反省から始める必要がある。

他者への責任転嫁は神の子の否定以外の何者でもありません。

人間は目的意識を持って地上世界に転生を繰り返しています。

善も悪をも成し得る自由の中で、自らの意志で善を採り愛を行ずることこそ、大生命の命を継承する神の子としての正しい想像(創造)であるのです。

人類は太始の創造(幸せや喜びの為の創造)に立ち返り、利己的な創造追求を改めて、人間本来の利他的な創造追求に立ち返るべきであります。

科学者の使命は高邁なる理想実現である。

目的意識の浄化なくして人類の明るい未来は無いと心得るべきであります。

 

 

 

32 未来への礎 【科学編】