017 言語

(意識の集約・言葉の力)

 

文化の高みは言語の創造によって実現するものです。

文化の使命は心の交流であります。

古の想いを引き継いで現代的な結びの心を追求する。

更に未来の若者たちへ良き伝統を継承する。

文化の興隆に必要なものは如何に心を伝えるか…。

正確な真理を後世に残せるか…に関わっています。

そうした想いの伝播に役立つものが言語であります。

言語とは意識の集約であり、言葉を伝える基礎的ツールである。

日本古来の言語は大和言葉になりますが、様々な民族が渡来する度に使用言語が複雑化してまいりました。

それでも複数の言語を使い分ける智恵が日本人にはあったのです。

現代では日本語のルーツさえよく解らないようになっている…。

これは悲しい現実なのです。

民族の歴史伝統は言葉の興隆そのものです。

日本人が培ってきた大和精神は、心の結びであり意識の融合でありました。

その精神を言葉の力を駆使して繋いできた民族性が、日本人の心の奥底で結ばれた尊き絆である。

太古の昔に創造された日本人の言語は、天文学的な心の様相を導き出せる結びの言葉でありました。

この大和言葉に込められた神々の想いは、近年の日本では軽んじられつつあります。

今や言葉の力は自己実現の道具にされ、創造の自由は利己心の横暴に利用されています。

日本人が取り戻さなければならない言語は大和言葉(結びの心)であります。

大和言葉の創造には幾つもの想いの融和が秘されています。

先ず天地を貫く中心軸(柱)があり、その中心軸を陰と陽とが廻りながら一体化して創造されたのであります。

また言葉の中に陰陽の秩序(役割に応じた順序)が隠されている。

その隠し技を見い出した者のみが大和言葉の神通力を引き出せるのです。

これが日本人の言語に秘された神宝であります。

 

 

 

32 未来への礎 【科学編】