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043 光闇 |
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善悪優劣を白黒判断でしか見えない者は、個人的な割り切りは早いが、物事の良否の一面しか見えない利己的視野に陥っています。 観察力の精度を高めれば善の中にも良し悪しがあり、悪の中にも良し悪しが存在します。 これは相手(人)と時期(時)と場所(処)とが全て兼ね合ったときに善となり、一つでも欠けたときに悪と成りがちであります。 特に時期の問題は重要で、数秒のズレが命取りにも成りかねない。 最良の時を掴むことで境遇が同じでも幸不幸を分けることが多いのであります。 自然界に存在する事物にも白黒採決をして善悪のレッテルを貼るべきものは一つとして無いのです。 それに無理やり良し悪しを決め付けるのが視野の狭い人間の泣き所であります。 大抵の人は闇を恐れます。 闇に潜むものが見えない(見ようとしない)からこその恐怖であり嫌悪である。 しかし闇には闇の役割があり、闇としての智恵があるのです。 方や光にも光の役割があり、光としての智恵があるのです。 この光と闇は同居が出来ないものと思われがちです。 長く続いた闇夜も朝日の到来で身を消滅させる…。 しかしこれは闇が消えたのではなく、光と一体化した姿であるのです。 ブロックを重ね合わせた予定調和ではなく、見事な融和(完璧なまでの溶け込み)を果たした状態であります。 それは片栗粉をお湯で溶かすと最初は白っぽい色であったものが、棒などで掻き混ぜているうちに透明に変わるのと同じ要領である。 お湯も片栗粉も消えたのではなく絶妙なバランスで融和(融け合った)のであります。 地上の科学が未だ解明していない霊的世界は、その様相を知らない人々にとっては恐怖に値します。 それでも科学が霊的世界を解明したなら人類が抱く闇への恐怖も激減するのであります。 光の中にも未だ生命の神秘が隠されているし、闇の中にも未だ人類が知り得ない貴重な教材が多く眠っています。 未来を拓く霊性科学者たちが解明すべきものは山積みしています。 地球には昼と夜があり、白昼に於いても事物があれば影が現れる。 こうした位置関係は心の法則を科学する上で大切な要素になるはずであります。 |