046 植性

(樹木草花の語り掛け)

 

近年では花粉症が猛威を振るい、クシャミや鼻水、目の痒み等で悩む人が多くなってまいりました。

一昔前には花粉症という名前すら無かったはずですが、現代では立派に市民権を得た病名になっています。

花粉の飛び交う春頃にはマスクをして歩く人を多く見掛けるようになりましたが、近年では一年中花粉症に悩まされる人も居るようです。

樹木や草花が花粉を飛ばすのは一種の生殖作用であります。

子々孫々繁茂して樹木草花の生命を未来に繋いでいるのです。

これは地表(地球生命体)に根付く生命としては至極自然な展開であり、むしろ地球生命体の生成化育を助ける働きをしております。

そうした樹木草花の花粉に敏感に反応する人間の症状は何故起こるのか…。

四季折々の自然界の営みの一つとして起こされてくる飛翔花粉は本当に害悪なのでしょうか…。

それは花粉症の症状の中にヒントが隠されています。

鼻がムズ痒くなったり目が痒くなったりするのは何故なのかを、精神分析することの方が先ではないでしょうが。

鼻は自分を指しますし、酸素を吸って二酸化炭素を排出する器官である。

目は目前の事物を確認し認識するための重要な器官である。

それぞれの働きに支障が出るという所に人間としての心の問題が浮き彫りになるはずです。

つまり本来の鼻の機能(役割)や目の機能(役割)が正しい軌道(捉え方)から逸脱しつつあると言うことです。

利己的な感性が強くなると自分のみを強調するが故に、自己認識に意識が集中して鼻の病いに掛かり易くなるのです。

また物事の真髄を見極めようとせず目先の表面的解釈に終始して他者批判に明け暮れるなら、歪んだ心持ちの目の機能が敏感となり、花粉や粉塵等を引き寄せるのであります。

病気症状には理由がある。

その病状から心を顧みて反省し、心の浄化を地味に進めて行くことで症状は快癒に向かうのであります。

自然界に生息する樹木草花には何の罪もありません。

何時の世も森林伐採や自然破壊を繰り返す人間側にこそ様々な原因が存在するのであります。

 

 

 

32 未来への礎 【科学編】