048 火山

(火竜山神の怒り)

 

地底深くでマグマが活発化して、火口から噴煙噴石を飛ばし、溶岩や火砕流を噴出する自然災害が多くなってまいりました。

現代の科学者は活火山の経過を分析して、少なからず火山の噴火を予測出来るようになりました。

しかしマグマが活発化する理由や地殻変動の意図は未だ掴めていないはずであります。

近年は山岳事故も多発していますし、火口での水蒸気爆発によって多くの登山者が亡くなる自然災害も起きています。

山には山の神が居て、山岳での秩序と調和を護っているのです。

昔は多かった禁足地も人間側のご都合で徐々に無くなりつつあります。

登山ブームは結構なことではありますが、山岳は自然界の法則がメインであると言うことを忘れてはならないのです。

今後数十年は遊びのつもりで山に向かうのであるなら止めた方が良い…。

それほど山岳を司る山神たちは怒りに満ちているのです。

登山者の横暴、身勝手なルール、マナーを守れない人間の浅はかさは、自然界の波長が受け入れがたい存在として公然と排除される運命にあります。

山岳保険に入っているから、山岳救助隊を呼べばいいから…と、人間の驕り高ぶりは山神たちの怒りを誘発しているのです。

高山植物などの無闇な搾取や無碍な森林伐採などを繰り返し、食物連鎖や生々化育の自然バランスを崩した結果、山野にある森林から雄叫びに近い怒りの声が響いている。

その響きに感応して動植物は凶暴化しますし、地底のマグマも活発化するのであります。

つまり火山の噴火も元を辿れば人災であると言うことです。

マグマの中に宿るのは火竜神である。

意識を持つマグマであるからこそ火竜神は噴煙粉塵となり溶岩火砕流となって山岳浄化を果たすのです。

それでも山に向かうなら所轄の神社に詣で、自身の御霊鎮めと神々への感謝報恩を心静かに祈って致だきたい。

謙虚な心持ちの登山者であれば火竜山神は、その全行程を護り導いて下さるでしょう。

神々の怒りの矛先は、人格の未熟さを顧みない人間のエゴ(身勝手な驕り高ぶり)であります。

 

 

 

32 未来への礎 【科学編】