050 地震

(激震は神々の警告)

 

静かに目を瞑って耳を傾ければ、貴方にも聞こえるはずである。

大地の鼓動が、悲痛の叫び声が…。

痛みを堪え切れない地球の歪みは、全世界に現れつつあります。

地球は病んでいます。

人類の数々の暴挙が原因で傷口は深くなっています。

利権の行使による大気汚染を止めよ。

欲望の産物である温暖化を止めよ。

我欲の固執による核開発をやめよ。

独善の陶酔による侵略戦争を止めよ。

自己陶酔による疑心暗鬼、殺戮破壊は日々人間の心の世界で常態化しているのであります。

自分の心の中までは見えないであろうと思うことは自由でありますが、霊性を開いた高徳者たちにはリアルタイムで見えるのである。

それを彼らが指摘しないのは、迷妄者たちが素直に話を聞く姿勢が無いからであります。

自我に囚われた迷妄者たちは一言目から言い訳が始まるのです。

しかもその言い訳は常に自己尺度であり利己保存である。

他者の心の痛みを感じられない人間が地球の痛みを感じられるはずもなく、徐々に迫り来る大激震を予感することも出来ないでありましょう。

大地の鼓動が止まった後に、身震いするように地震が発生します。

定期的に揺れる地震はまだ本格始動とは言えず、最も危険な大地震は大地の鼓動が長く止まった静寂の後に訪れます。

自己陶酔に浸る者は、それを平和と勘違いして益々毒酒に溺れ、享楽に浸る者は束の間の平安を永遠だと勘違いして時間の浪費に溺れるのであります。

自然界を司る神々は小さな地震を通して人間社会に気付きを発してまいりました。

時には激震を起こして注意喚起すらしてまいりました。

しかし人間社会には警鐘を鳴らしたかもしれないが大方の人間の心には響いてはいない…。

その証拠に地上世界には真なる愛が影を潜めつつあります。

偽善や建前で愛を商売の道具に使っている。

利権や得票で愛を餌付の材料に使っている。

何時の世も数々の暴挙が重なれば誘発するのは未曾有の大震災であります。

たった一度の大震災で文明自体が滅んだ時代もあったのです。

現代の人類は大きな岐路に立たされています。

度重なる激震を警告と想えないなら、行き着く先は終焉以外に有り得ないのであります。

 

 

 

32 未来への礎 【科学編】