058 人類学

(民族の統合・地球丸)

 

21世紀を迎えた人類は、地球という箱舟の中で様々に争い合っています。

文化の違い、主義主張の違い、人種の問題、領土の問題、生活環境の問題…。

同じ人間でありながら、お互いの良し悪しを受け入れることもなく互いに争い合っている。

何を目指し何処に向かいたいのかもよく解らない人々が、日々の生活を維持するだけで精一杯の人々が、他者との比較に於いて損得優劣に拘る人々が、現代社会には誠に多過ぎます。

人類は何時しか忘れてしまった労わりの心、慈しみの心、優しい想いやり、見た目に囚われない信頼関係を、そろそろ取り戻さなければ手遅れになります。

個人主義が流行った時代は必ずと言ってよいほど世の中は乱れていました。

同じ人間でありながら生まれながらの身分制度が存在することは疑問ではないですか…。

同じ地球に生まれながら貧富の差が歴然として存在することは疑問ではないでしょうか…。

富者が貧者を奴隷のように蔑む時代が終わりを迎える頃に、人類の人間観は生長しているでありましょうか。

民主主義とは言いながら会話での決裂の先は武力で解決する人間の愚かさを貴方は感じないでしょうか…。

地球史45億年の果てに、未だに戦果が絶えない人類の人間観は異常であります。

個人主義の中には刻苦勉励を通した成果も期待出来るし、何よりも個別の命を尊ぶ基本的人権が存在します。

しかし人類は高度な文明を得た背景で、忘れてしまいがちな何かに気が付かないなら、地球史にすら終止符を付けかねない。

人間としての心を見失った指導者が核兵器の発射ボタンを押したなら、地球生命体は瀕死の状態に陥るか、星体としての機能を失うかも知れません。

何時までも国同志の諍いを続けている場合ではなく、お互いの利権追求(損得優劣)を控えて、そろそろ民族の壁を取り除く時期ではないでしょうか。

ベルリンの壁が壊されたように民族の壁を解体するべきであり、更に心の壁を取り去って民族統合を果たして致だきたい。

その時に役立つ結びの精神が徳育(徳性開発)であります。

徳育は人間の霊性を高める手助けをするはずです。

 

 

 

32 未来への礎 【科学編】