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065 原子 |
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物質文明は五官の感覚に基ずいた現実重視の世界観で繁栄してまいりました。 現物を有りのままに把握するからこそ説得力は高いと言えます。 しかし五官の感覚を超越した世界観も共存しているのが地上世界であります。 高性能の顕微鏡を使えば更なるミクロの世界も把握出来るようになる。 それでも幽現の境の物質世界側に存在する最小単位は原子になるでしょう。 基本的な原子の構成要素は中心に原子核があり、その核の周囲を電子が廻っています。 原子核と電子の質量(大きさ)と位置関係は、宇宙空間に存在する惑星(地球や木星など)と衛星(月やエウロパなど)の位置関係に該当します。 つまり原子核と電子の間には大きな空間があるということです。 ここで一つの疑問が湧いてきます。 原子と電子は衝突しないのか…と。 これは不思議な現象ですが原子には重力磁場が存在するため、宇宙の星々と同じく一定の距離を保っているのです。 付かず離れず良好な位置関係を守り、お互いを最大限に活かし合えるような信頼関係で原子核と電子は存在します。 それでもお互いの位置が近付き過ぎると衝突する性質も併せ持っています。 親しき中にも礼儀あり…。 物質世界の最小単位である原子も信頼関係で存在を維持継続しているのであります。 ここでまた不思議な話をしますが水素(H)と酸素(O)の違いは何かと言うと、単に電子の数が違うだけなのです。 水素(H)には電子が一つしかありませんが、酸素(O)には電子が8個あります。 単に電子の保有数が増えるだけで物質の性質が変わってしまう。 こうして様々な原子(水素や酸素や炭素や窒素など)は全て電子の数が違うだけであります。 ここから逆発想すれば電子の数を変える方法(技術力)を手に入れたなら、人類は鉄から水を造り出すことも出来るのでは…。 こうした未来化学はSFの世界だけではなく、近い将来に実現可能な現実になるでしょう。 科学の進化はリサイクルに革命を起こして物資不足を解消、資源そのものの再利用化、ゴミ埋立投捨量の削減化などに多大な貢献をすることになります。 |