073 信号

(言葉の暗号化)

 

狼煙を利用してきた人間が次なる伝達機関として採用してきた物が電気的な信音であります。

モールス信号などを駆使して信音を発すれば、不特定多数の人に意思を伝えることが可能となったのです。

信音の構成要素は電信機能の二進法(ONとOFF)であります。

この音に於ける点音と線音と無音を繋ぎ合わせて暗号音を造り、信号を発信することで会話として用いたのでありました。

この技術も人類史上では悲しいかな戦争に悪用されました。

科学の進化は何時の時代も戦争利用され、本来は人間生活の手助けをする幸福生産の補佐としてあるべきものが、殺戮による勝ち負けの道具に使われたのです。

しかしモールス信号などは現代でも船舶事故などの救助要請に使われています。

S(・・・)O(ーーー)S(・・・)と打ち込むことで救助を待っていることを信音で知らせて、その信音をキャッチした者が場所を特定して救助に向かうのです。

また信音を文字に変換させてモールス信号で会話も出来ますが、独自の暗号を盛り込んで秘密の会話を行なう場面もありました。

言葉そのものが元来は規則性の中で生み出されたものなので、秘密暗号も科学的アプローチによって何時かは解読される運命にあります。

信音は二進法(ONとOFF)とはいえ存在形態は点と線を用いた一次元信号です。

文化の高みは次元上昇によって果たされるもので、言葉の交流が三次元世界の住人である人間でありながら、一次元思考の人間が増えてきたことは悲しむべき現実であります。

事務仕事による事務処理であるなら言葉の簡略化は必要不可欠ですが、人間社会を豊かな調和へと育むためには、多次元思考を受け入れることが大切であります。

そのための社会教育であり科学技術であるはずです。

自然界にも様々な信音が飛び交っています。

地上の存在形態には物理的な音が存在していて、その音によって自己の存在を知らせる世界が物資文明であります。

音にも魂が宿り、これを音霊(おとみたま)と言いますが、本来の音霊の発生源は六次元以降です。

従って信音(信号)を平和利用するためには人類のアセッション(次元上昇…精神面の底上げ)が必要になります。

 

 

 

32 未来への礎 【科学編】