081 歩行

(二足歩行は運動の原点)

 

地球上には空を飛ぶもの地を這うものと様々な生物が存在します。

海洋水中で泳ぐものは別にしても動物には四つ足で歩くものが多いはずです。

地球には万有引力があって、大地に引き寄せられる力は質量の重さに比例して、身体を支える足腰にも負担が掛かってまいります。

因みに人間は二足歩行をする生き物ですが、大地に対して垂直に立ち、バランスよく二足で歩く姿は誠に美しいスタイルであります。

体内の臓器・骨格や筋肉なども、二足で立ち上がった状態でバランスの取れた働きが出来るように造られています。

最上部に位置する頭部には脳細胞が座っております。

脳細胞の働きも横臥して寝ている状態よりも起き上がった状態のほうがバランスの良い働きをしています。

人間が知性の高い生物でありえるのは二足歩行を主とした生活習慣に秘密があるのです。

ただ立ち上がって停止しているだけではなく、二本の足で歩くことで人間の健康が維持継続される。

血液の循環を見ても、心臓は動脈に血液を送り出す働きはしていますが、末端の血液を心臓に送り返す働きは主に身体を動かすことによって成されているのです。

とくに足のフクラハギは人間が歩くことで筋肉が圧迫伸縮して身体の下部の血液を心臓に戻すためのポンプのような働きをしております。

バランスよく歩くだけで身体の健康が保てるのであります。

ただ人間は肉体の各部を程よく使えば健康になり、全く使わなければ退化するが、使い過ぎると破壊すると言われています。

やはり運動も程々に行なうことが健康維持に繋がると言うことであります。

人によって身体的な違いはありますが、体重の重い軽いや身長の高い低いは大して問題ではなく、身心共なるバランス感覚の方が重要課題になります。

ダイエットの為に少食に拘るよりも、栄養バランスのよい食事を定期的に食し、日々適度な運動を行いながら、自分に適した睡眠休養を取ることが最も良い健康法であります。

身体のバランスは心のバランス感覚である。

人間関係も程良く平衡(バランス)を保つことで良好な人付き合いが実現するのです。

徳性は日々地道な積み重ねです。

一歩々々地道にバランスよく地に足を付けて歩く(努力精進する)ことで、調和が保たれた人格形成が成されるのであります。

 

 

 

32 未来への礎 【科学編】