092 手術

(西洋医術と東洋医術)

 

現代社会は救急医療に力を注いで多くの命を救い出すことに貢献しています。

救急医療センターなどは一年365日24時間体制で患者を受け入れ、緊急手術を行なって人命救助に努めています。

そこで行なわれる医療は概ね西洋医術である。

西洋医療は応急処置に優れています。

緊急患者の患部を治療して人命救助を最優先…。

あとは患者本人の生命力(自然蘇生)に委ねながら経過を観察するのであります。

現代科学は西洋医術に偏りがちではありますが、患者本人の根本治療を考えるのであれば東洋医術を科学しなければならない。

本来の東洋医療は人間の生命力に着目して精神治癒を試みるのであります。

人間の生命に具わっている自然治癒力は、明るく素直な心で感謝報恩の日々を生きるだけで活性化するのです。

人間本来の生命力を主に置くからこそ事前治癒(病気にならない健全な生活)にも心を配るのであります。

そのため自然派生した薬草や穀物菜食を進めるのも東洋医療であります。

西洋文明は肉食採取を主とした歴史を辿ってまいりましたが、東洋文明は穀物菜食がメインであったはずです。

霊的観念で見れば肉食を好む民族には侵略戦争が多くなり、穀物菜食を好む民族には防衛戦争が多くなる傾向にあります。

こうした事情は東西の医療にも如実に現れ、西洋医術は積極的に患部にメスを入れ悪部を取り除く外部手術を行います。

しかし本来の東洋医術は必ずしもメスを入れず、患者本人の内部治癒を手助けする手当てを施すのであります。

患者を内部から癒すのは神の御働きであり、東洋医療は信仰心と直結して患者の生命力を高める施術を行なっておりました。

現代に於いては西洋医療が主流になっております。

外科手術に頼り過ぎると人間本来の内部から癒す生命力が萎えてしまいます。

未来の霊性科学者たちは生命の神秘を紐解く作業を行うため、医療機関の開発にも尽力することになるでしょう。

未来科学の最先端医療は、東西の医術を融合した施術が行なわれるようになります。

そうしてやがて肉体にメスを入れる時代は終わりを迎えることになるのであります。

 

 

 

32 未来への礎 【科学編】