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104 食事 |
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それでは未来の食卓に並ぶものは何か…。 食事に使われる食材は基本的に変わらず、人々が食べる料理も大きな変化は無いようですが、それらの食材の栽培や飼育方法には大きな変化がありそうです。 田畑で栽培される農作物は高水準の人工農園が運営して年中出荷可能になります。 一部は雨雲に左右されない空中農園で栽培され、また一部は地中にて人工太陽に農作物が育てられるようになります。 飼育される家畜農場は高層化した擬似丘陵地が海の底に造られた海底牧場で育てられ、魚類の養殖場も併設して多くの雇用を生み出す農園漁獲産業になっています。 未来の地球人には天変地異に左右されない安定した食材供給が実現しています。 総ては人類救済の為に立ち上がった未来の霊性科学者たちの功績であります。 しかし同時に進められる研究開発は食事の簡略化であり、忙しい未来人の為の効率の良い栄養摂取の方法である。 その行く末は食事が錠剤化すると言うことです。 現代人もサプリメントで栄養のバランスを保つ努力をしておりますが、未来人が造り出す錠剤は食事に必要な全ての栄養を摂取することが出来る画期的な錠剤の製造であります。 宇宙空間に飛び出した遠い銀河の探検隊が携帯するのも錠剤化した食事であり、特殊な仕事(長期間の海底作業や地中作業)に従事する人々も錠剤化した食事をしながら工事を行うでしょう。 何れにしても未来の地球人には食事に於ける心配事は悉く減少するはずです。 ただ錠剤に頼り過ぎて胃腸の機能が退化または新たな食事習慣への消化器官の変化が起きてまいります。 人間にとって人生の道連れとも言える食生活に於いては、まだまだ研究開発の余地が無数に存在するようです。 宇宙時代の到来後は他惑星との交易で新たな食材を得ることになるでしょう。 地球には存在しない他惑星の食材は、未来のグルメ食材として地球人に重宝されるようであります。 そうした新時代にも食欲に溺れる迷妄者が居るかどうかですが…。 残念ながら人間の欲望願望には終わりがなく、精神変革(徳性開発)を積み重ねて根本的に人格形成を試みない堕落生活者は、未来の地球人にも少なからず存在するようであります。 |