107 移住

(星間を超えた夢追い)

 

21世紀を迎えた人類が向かうべき未来には希望があります。

科学者たちの熱心な研究成果が社会生活を豊かなものとするはずです。

旧世紀に発見された様々な原理原則法則性が、生活必需品として製品化され社会生活に貢献する時代が21世紀であります。

科学の発展は人間を呪縛(心ない先人が残した負の遺産)から自由に解放してくれる。

不都合に思われた諸々の障害が悉く解消され、便利で快適なライフスタイルが地球を覆うのです。

科学の使命は補佐(補助的な発明発見)である。

この主旨が見失われない限り、地球の科学力は永遠に進化を続けるでありましょう。

しかし悲しいかな現実の未来社会に於いても主義主張は争われるのです。

未来の科学者の中には科学力を利害に悪用する者たちも出てくるのです。

また便利で快適な科学力に依存して魂を退化(怠惰や快楽に走る)させる人々も出てくるのです。

こうした人々の利己的主張に毒されて、地球の未来人たちが科学を依存の対象としてのみ扱うのなら、瑠璃色の地球は鋭気を失って希望の灯火が消えてしまうでしょう。

こうした未来予想が的中するかのように、一部の未来人たちは遥かに遠い新天地を目指して旅立ちを迎えることになります。

未来社会はライフスタイルや主義主張の違いで争い合う時代ではなく、科学に依存する魂の退化者は地球に留まり、霊性を高めた魂の進化者は他惑星に移住して、人間存在の原点から遣り直すために旅立って行くのであります。

その時に地球に留まるか旅立つかの選択肢に迷う人が多いでしょうが、それを決するのは自由意志を有する人間としての貴方次第である。

魂の傾向性として同等の者同士が集まるのは心の法則性そのものです。

今だけの幸せを謳歌する刹那人間は未来科学に依存して悠々自適な人生を選択するはずです。

それもまた一つの選択肢なので否定の余地はありませんが、人間の生命が永遠に生き通しであることを想起すれば、刹那的人生は川の流れの傍流(川縁にて淀みに滞る水)であり、流れを止めた川水は淀んで虫が沸き老朽化が進むのであります。

これは生命の実相(神の子人間)からすれば逆行現象に他なりません。

 

 

 

32 未来への礎 【科学編】