003  優美

(清らかな其のままの心)

 

十握剣の三番目の握は優美であります。

優しさに美しさが兼ね添うと至高の芸術に到達いたします。

優美の理念も実相世界から振り降ろされた究極の光明である。

勇気の理念は男性的な側面が感じられますが、優美の理念は女性的な側面を感じるのであります。

大自然に展開する様々な美しさ麗しさは、奥の奥なる根底に神の息吹が存在しております。

幽谷の奥地の禁足地に鎮座まします荘厳極まりない大自然は、何者にも侵し難い聖なる神域である。

究極の優美には近付けば近付くほど、近寄り難い厳しさも併せ持っています。

邪まな気持ちで足を踏み入れたなら痛手を負い兼ねない崇高な威厳が感じられる。

本来の優美の優しさは微温湯に浸かるような安穏ではなく、真実の優美に触れたなら、魂が浄化されたように目が覚めるのです。

そのため自らの意志で何処までも心を磨きたくなるのであります。

現代人が求める優美は見た目の優しさであり形の美であります。

しかし何時の世も優美の根底には清浄な光明が輝いています。

形態を通して放たれてくる光明こそが優美の理念そのものである。

故に本当の優しさ美しさを実観するためには、肉体の目で見て感ずるのではなく、霊性の瞳で見て観じなければならないのです。

感ずると観ずるでは天地ほどの違いがあります。

貴方も霊性を正しく開いて優美の理念を受け止めよ…。

今や偽りの優美は、詐欺や策略に多用されている。

それは現代人の優美に対する視感が浅はかなものであることを意味しているのであります。

騙すものと騙されるものは視感の浅さに共通するものがある。

現象直視は外郭しか知覚出来ないが、実相直視は霊性を深めれば限りない深みまで実相観念を極めることが出来るのです。

そのため優美の理念は清楚な心を磨く努力が必要になります。

流れを失った河川は水が淀み、虫が沸き腐敗するように、人間の精神も生長(流れ)を失うと人格が歪み、悪視悪念が沸き腐敗して、魂は汚泥して心を濁らすことになるのです。

諦めず精神を磨きながら、遥かなる高次元実相世界に心の波長を合わせて、優美の理念を体現する高徳者が一人でも多く現れますように…。

それが不浄な世界を大浄化する、真なる勇者の出現に繋がるのであります。

 

 

 

34 霊性開示 【封印打開編】