044  洞察力

(他者配慮は愛情の証)

 

利己心を利他心に昇華させるためには意識転換が必要になります。

利己心は自分を中心に思いを巡らすが、利他心は相手を中心に想いを巡らすのです。

思いと想いでは意識が正反対で、この使い方を誤ると人間関係には亀裂が生じます。

自分の欲得願望に固執するのは自己を中心にした思念(思い)である。

他者の気持ちを理解する為に駆使するのは相手を中心にした想念(想い)である。

他者を配慮する心は愛の想いであり、そこには洞察力が必要になるでしょう。

何故あの人は怒ったのであろうか、泣いたのであろうか…。

何故あの人は喜び、そして楽しむのであろうか…。

相手の立場に自分を置き換えて推測すれば、今まで見えなかった相手の気持ちが手に取るように理解出来るのであります。

真なる洞察力は自己の尺度(拘り囚われ)を外さなければ深まらないものである。

相手の心が理解出来ない人は、自分の思考(色メガネ)だけで物事を見ていないか…を、時折り自己チエックしなければならないのです。

人間関係には想い遣りが必要で、相手の気持ちを考慮した上で、現在只今の自分が出来ることは無いか…と想いを巡らすことで、自己洞察力は深まるのであります。

自分の思い通りに事を進めようとする人は思考が窮屈になりがちである。

しかもその事実に気付けない心の弱さがある。

自己限定の殻を破らないまま人間関係を展開すれば、そこに現れてくるものは思考のスレ違いによる人的摩擦であります。

考え方の違いは個性であり独創性かも知れません。

しかしそこには社会人としての秩序と調和を考慮しなければならないのです。

個人的見解を強要して(強要されて)生じた蟠りは、深い傷となって心の中に刻まれるのです。

良好な人間関係を育む為に洞察力を磨いて致だきたい。

深い愛の体現者には、自制心と洞察力が身に付いています。

そうした人が一人でも居れば、その環境での人間関係は優しく温かい家族のような雰囲気が現れてくるでしょう。

相手の気持ちを正しく配慮する為には、自己認識の現状を把握しなければならないのです。

まさに反省回顧は人間関係に於ける王道であります。

 

 

 

34 霊性開示 【封印打開編】