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046 忍耐力 |
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克己心を育む道程では数々の試しが訪れます。 外部から人的または霊的な横槍も多くなります。 しかし最も大きな試しは自己内部に潜む利己心である。 その利己心を魔界の霊に巣喰われて己心の魔となって大暴れする場合も多いのです。 努力家であれば外部からの圧迫には何時しか耐えられるようになるでしょう。 しかし厄介なのは自己内部に巣喰う己心の魔であります。 己心の魔は本人の最も弱い部分を知っています。 本人が触れて欲しくない醜い部分を全て知っているのです。 それ故に何時も大切な場面で心を掻き乱してくる。 普段は強がっていてもココぞという場面で尻込みしたり、前向きに取り組むつもりで事に臨む場面で弱腰になったり、相手に優しく語り掛けるつもりでイザ相手に面すると感情的になったり…。 本来の自分ではない迷妄の自分が大切な場面で邪魔をしてくるのであります。 そうした己心の魔の迷妄に負けないように、要所々々で心がブレない精神を磨いておく必要がある。 忍耐力は感情を自己規制するための自制心に繋がります。 一般的には己心の魔を完全に放逐するまでには長い年月を要するのです。 その間に内部から押し上げてくる抑圧を耐え忍ばなければならないのです。 この忍耐力を得ないまま人間としての成長過程を辿ると、内部抑圧に耐えられなくなり、意気消沈した心は自傷行為や自殺未遂に走り兼ねないのです。 その時点で自分の心を見失った場合は他傷行為や他殺犯罪に走り兼ねないのであります。 社会人として世に出るまでに、程度の差はあるにしても人間としての忍耐力を養ってあげることは、子供たちの将来に対する深愛であります。 愛深き人間の基礎精神は忍耐力である。 懐の深さは打たれ強さの証でもある。 他者の発言を一から十まで反発するような腫れ物の心では、忍耐力には程遠い精神であると認めなければならないのです。 人間関係に必要な忍耐力(我慢強さ)を自然に育む風習を社会に根付かせることが重要です。 これは子供の頃から根付かせなければならない…。 我儘な心のままで大人になった人間は、他人の言葉を素直に聞こうとはしないし、自己反省や脚下照顧など思いもせず、暴言狂心で他者批判や責任転嫁を繰り返し、ますます意固地となって迷妄道を突き進むのであります。 |