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048 平静心 |
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克己心を抱き、忍耐力と霊耐力を磨いて行くと、自然に育まれるものは平静心であります。 平らかな気持ちや静かなる心は周囲の環境に平安を齎すでしょう。 少々の波風は大安心の器量があれば、あれこれと掻き乱すことなく自然に凪いで行くのです。 湖(心)の水面(表層)に波風(諸問題)が立っても慌てず騒がず、大安心の境地で心静かに待てば、湖水は時を経て自ずから静まり、明鏡止水の美しさを取り戻すのであります。 一から十まで不安と恐怖に苛まれながら逃げ惑うと、それこそ心の法則は有りもしない霊姿(仮存在の恐怖)を実体化させるのです。 柳の木に幽霊を見たり、暗闇で背後に追走を感じたり、鏡の向こうに何かが動いたり…。 人間の心には創造する力が具わっている。 不安や恐怖が人間関係に悪影響を及ぼしているのは事実である。 悪視が強ければ相手の境遇に不幸を押し付けるし、返す刀で自らをも不幸に陥し入れます。 心配は相手を慮る愛情の一つではありますが、信頼の無い心配は念の力で相手を縛り付け苦しめることにもなるのです。 そうしてその悪視念はブーメランの如く自分にも返ってくる。 しかも悪視念ブーメランは途中で霊的な介在を得て強化した悪念悪霊となって返ってくる。 全ては心の法則(自業自得)の結果であります。 水の流転は高みから低みに流れ、やがて大海に注がれます。 空から降る雨も大地に落ちて低所に流れるのです。 全ては万有引力に対して素直に赴くからこそ大海原(大安心)に帰結するのであります。 万有引力は創造主の生命そのものです。 大自然の大いなる愛に、自らの小さな心を帰結(帰依)させれば、自ずと創造主の愛念に守られ導かれた平静心(大安心)の境地を得るのであります。 その時に訪れる世界観は、天地一切の総てのものが大生命の光明の下に味方となるのです。 争いは自ら退き、難問は自ずから氷解して、人間関係に結びの心を取り戻させるのです。 個人主義に囚われる現代人は霊性を失ったまま物理に拘るが故に、天理を支配したかのような錯覚をしている。 実相世界は浅はかな科学では決して推し量れない悠久無尽の神霊世界です。 平静心の根源は実相世界に自らの意志で超入しなければ実観することが出来ないのであります。 |