051  生長

(利己心は未だ幼稚な魂)

 

個性体である肉体人間には利己心が付き物です。

本来の利己心は生命の維持継続の為の自己保持能力でもある。

創造主から戴いた尊い生命を活かし育む為には、無くてはならない自己防衛機能でもあります。

この利己心が肉体細胞に正しく作用すれば自律神経を司る神威となり、肉体人間として完結した調和循環を自然に営むのです。

こうした観点から正しい利己心は創造主から与えられた生命の継承でもあります。

しかしこの利己心(自己保持能力)は肉体人間の基礎研鑽として与えられた自己保存心であり、ここに物質文明発祥の欲得願望が加わると自己保存欲となり、本来の自己保持能力が我田引水的な他者を顧みない欲得願望となって歪んで行くのです。

こうした歪んだ欲得願望を心に抱いたまま好き勝手するのは、魂が未だ幼稚な段階にあると言うことである。

幼い子供の内は我儘も愛嬌として叶えられるが、成人して大人の仲間入りを果たしたなら社会人としてのモラルが要求されるのです。

従って大義の為に自らの我儘を律する場面が増えてまいります。

子供の頃に我儘を自ら律する忍耐力を養わなければ、好き勝手な心の習性は内部抑圧となって繰り返し本人の心の中から威嚇してくるのです。

少なからず我慢強さを教えられた子供たちは自らの意志で我儘を律するようになります。

そうして徐々に社会人として必要不可欠な人徳を育んで行くのであります。

人間も大自然の一部である。

しかも自由な思考能力を与えられた生命体である。

日に日に生長することで神の子の証明を果たすべきである。

現代は悲しいかな社会人として世に立った大人の中に、未だに幼い子供のままの我儘を無理やり通そうとする迷妄者が増えている。

そのため自由意思同志の相克は悲惨な衝突を繰り返して、進んでは戦火にまで発展しているのが現状であります。

過激な戦争を起こす人々の精神状態と幼い子供の我儘状態は基本的に同じものである。

利己心に欲得願望が加わり、他者の気持ちを配慮せぬまま自己主張を押し通す我儘人間(幼い子供のままの精神状態)として生長が止まっている。

口先では立派な大人の言い訳をするが、結局は自分の我儘(内部抑圧としての欲得願望)さえ抑えられないのです。

無法地帯のままの感情を抑えられないのなら、街中に放たれた猛獣と同じ危険人物である。

人間にとって利己心の自己統制は自立という観点からも必須科目であるのです。

 

 

 

34 霊性開示 【封印打開編】