007  探究

(対機説法に必要な悟性)

 

次に十握剣の七番目の握は探究であります。

探究とは何処までも真相を追求して真実を究明することである。

それが探究の基礎的スタイルであるのです。

三次元地上世界で究明された分野は、まだまだ真相の一部に過ぎません。

未だ解明されていない未知の領域が無数に存在します。

ましてや霊的世界の真相究明が地上世界には忘れられている。

霊的世界の真相究明は霊性を開かなければ何も始まっては行かないのです。

人間の小さな努力精進が地道に徳積みされて、霊性が正しく開かれたならば、今まで解らなかった未開拓の分野も、まるで迷塊が氷解するが如く悉く解明されるでしょう。

高めた徳性が実相世界にまで到達すれば、探究の理念が無尽蔵に降り注いでまいります。

そうなると徳者の悟りは限界が無くなり、大悟を重ね小悟は数知れずとなるでありましょう。

つまり高徳者は実相世界に繋がる(一体化する)と言うことなのです。

探究の理念も実相世界から振り降ろされた創造主の光明であるからこそ、高貴な徳性段階が要求されるのであります。

徳の足りない人間には手(魂)で掴めない神剣である。

探究の理念を誤って徳無き者が扱えば、彼は真理の言葉を裁きの材料として善良な市民まで容赦無く斬り刻むでしょう。

個人的な楽しみの遊具にしかならないのです。

しかし高徳者が神剣(探究の理念)を扱えば、そこに現れてくる真理顕現は正しい対機説法と成るのであります。

相対する人の魂の現状を霊速で見抜き、その観性を暴露せず内に秘めたまま、相手の心境に合わせた真理の言葉を小出しするのです。

高徳者の霊性アドバイスは三相(人・時・所)を弁えた言葉と成ります。

特に時の問題は一番重要である。

最良の時を弁えた霊性アドバイスは、未踏の地(未開拓の分野)を悉く開き整備するはずです。

時の要を的確に掴める高徳者であるからこそ、縦横無尽な対機説法を臨機応変に使い分けるのであります。

要するに神剣(探究の理念)を正しく扱うためには、それ相応の悟性が必要であると言うことです。

 

 

 

34 霊性開示 【封印打開編】