073  窮屈

(決め付けの多い偏屈者)

 

自分の主義主張を超えられない人間の個人的見解は決め付けが多くなります。

物事の判断力は経験値に左右される為、単に知らないと言うだけで正確な判断が出来ない場合もあるのです。

もちろん長いようで短い人生だけでは全ての経験を経ることは不可能である。

また経験値獲得にばかり時間を要して、その活用が疎かになるのは勿体無い人生であります。

世界中を旅して様々な国を渡り歩き、民族の壁を越えて数多の人々と接することは貴重な体験になりますが、それだけで人生が終わってしまうなら何処まで行っても自己満足の世界しか味わえない…。

けれども国境を越えた様々な文化を学び吸収して、その違いや共通項を他者に伝えられたなら、新しい時代の風は人と人との心と心を繋ぐ愛に満ちた爽優風になるのです。

自分一人の主義主張に拘ることで窮屈な性格に固まらないよう注意が必要である。

偏屈者は周囲から煙たがられ適当に扱われ、浅はかな人間関係しか構築出来ない愚か者であります。

拘り囚われは思考回路の奴隷である。

そこに己心の魔が存在すれば玉砕覚悟の捨て石にされがちで、人間関係を悪化させることは御構い無しの言動を繰り返すことが多くなるのです。

時折り心を顧みて反省回顧を重ねながら、小さな決め付けが他者を縛り付けていないか、窮屈な主義主張で周囲に迷惑を掛けていないか、努めて自分を第三者的立場に置いて静かに反省回顧を繰り返す貴方であるべきだ。

当然の話ですが閉鎖的思考は視野が狭く応用が効かない傾向にあります。

早い時期から様々な世界観に触れる機会があれば寛容な精神も育まれます。

可愛い子には旅をさせろ…と昔の諺は教えている。

大人物を育てる為には基礎精神を磨く時間が長くなるのは仕方がない。

懐の深い高徳者が世に多くなれば窮屈な世界は悉く改善されるでしょう。

彼らは生きる見本となり身近な手本となって、後ろ姿だけでも周囲の人々を感化するのであります。

固定観念は心の固着(錆び付き)である。

機械でさえも時々油を掛けて試運転しなければ錆び付いて壊れてしまうのです。

窮屈な性格のまま心が固着したなら、人間関係の歯車も壊れてしまうのであります。

 

 

 

34 霊性開示 【封印打開編】