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074 衝突 |
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また固定観念の罠に嵌った人間は持論を振り翳す性質が表面化すると、どうしても他者との論争が多くなるのです。 いつも人間関係がギクシャクしている人は、周囲の人々の言動を気に掛ける分だけ、自己自身の言動も気に掛けて致だきたい。 人間関係は外部からの圧力のみで構築されている訳ではなく、自己自身の言動も十分に影響を与えているのです。 それは煩く騒ぐ人も居れば、律儀に対応する人も居ます。 常に出過ぎた言動に走る人も居れば、慎ましやかな対応を心掛ける人も居ます。 大小の事件事故を起こす人も居れば、何も為さざる無関心人間も居るのです。 それらの総合的現象が現状の社会を構築し時代を動かしている。 何もしない無関心人間は、何ら影響を与えていないと責任逃れするかも知れないが、これさえも何も為さないという立派な意思表示として人間関係の一要素となっている。 普段から自分自身の言動が如何なる加担をしているかを知る者は、徐々に自分から対応を変化させられる人であります。 こうした徳者が一人でも居れば、人間関係に巻き起こる衝突は徐々に減って行くはずです。 逆に衝突癖のある人間は、本人は気付いていないが、人間関係に摩擦が起こるような材料を常に探して生きています。 こうしたトラブルメーカーは物事の判断基準(善し悪し)が自意識になっている。 しかも自意識が正邪を分かつ分岐点として白黒採決を敢行する。 白か黒か(善いか悪いか)の二者択一しかないため、本人にとっての人間関係は善い人と悪い人がハッキリしていて、悪人のレッテルを貼った相手には問答無用で悪視となっています。 こうしたトラブルメーカーは自己自身だけは常に善人枠に入れているため、自己内照や反省回顧などは縁遠くなるのです。 つまり当然の話で他者との衝突も増えると言うこと…。 この他者との衝突が表面化しないトラブルメーカーは心の内部で衝突が繰り返され、他者批判や嫉妬怨恨に渦巻く精神は魑魅魍魎なる悪霊の巣窟に成っております。 固定観念も悪しき輪廻を引きずれば暗黒世界に繋がってしまうのです。 人間関係に於ける白黒採決の是非を、真理の観点からも見直す必要があるのです。 |