007  耐え忍びの傾向性を磨け

 

人間が正しい心を抱いて、その意志を貫こうと努力し始めると、必ずと言って良いほど何らかの邪魔が入ります。

大抵は意識転換の初期に大きな邪魔立てが入るのです。

その意志を本当に貫くことが出来るのか…。

軽々しい思い(興味関心)ではないのか…。

甘い気持ちを捨てきれず体面を繕うための虚飾ではないのか…。

様々な問題は意識転換の初期にこそ訪れるものなのです。

つまり本人の真剣さを試されるのであります。

こうした事実を逆発想すれば、意識転換の心掛けが本物であればあるほど、大いなる運試しが始まると言うことであり、数々の苦難困難が面前に立ち塞がる事実こそ、意識転換の心掛けが真実であることを裏付けているのです。

そうであるのなら目先の障害に対して決して諦めることなく、寧ろ直面する苦難困難に戯れる気持ちで前向きに対処すれば、我が身にとっての受難は総て高邁な理想を実現する為の道標に変わるのであります。

一つ一つの障害を乗り越えた先に必ず目的地がある。

その目的地に辿り着くまでに乗り越えて行く数々の課題は、自己自身の人間性を高めてくれるはずです。

高く遠くまで跳躍するためには、一旦は身を屈めて全ての重圧を受け止めなければならない。

その重圧を強き意志で弾き返す貴方でありますように…。

何物にも屈しない強き精神を磨く為にも貴方は心の忍耐力を高め、徳力としての霊耐力を深める必要があります。

高邁な理想を実現する当初には自身の甘えや我儘を克服しなければならない。

この初期受難は総ての夢に立ち塞がる神の子の証明としての関門である。

殆どの人は他人に厳しく自分に甘い裁決を摂りがちであります。

その裁決の急先鋒は自己自身の執着心であり、他人からは見えない領域に隠し持つ自己自身の我儘であるのです。

執着を断つことは今までの自分の人格を否定するかのような大変な意識転換である。

軽々しい気持ちで執り行えば大きな痛手を受けることになります。

その為に慌てず騒がず小さな一歩を重ねる努力を日々の目標にするべきである。

そうして執着と戯れながらでも一進一退を重ねながら、徐々に意識を高める工夫と努力を怠らない貴方でありますように…。

 

 

 

35 霊性開示 【受難克服編】