028  達人の嗜好境地

 

人間は何のために生まれ、何ゆえに生きているのか…。

この解答は個性化が進む現代では人それぞれであるでしょう。

しかし総ての人間の魂の奥底に佇む神の子の自覚は人類共通の真理であります。

この実相真理に基づいて万民は平等であり、努力の度合いに応じて万民は公平である。

それぞれの心境差は経験値と認識量に裏打ちされ、徳性は霊性を深める毎に高まるものであります。

徳性の高まりは外見のみでは分かりません。

偽善者は形だけを物真似する。

またその形式のみしか見えない人間は偽善者の物真似に騙されるのです。

霊性の深まりで徳性が高まるのなら、その徳性の心境段階を正確に判断するためには、判別者自身が霊性を開いていなければ正しい識別は出来ないのであります。

稀に迷妄者の中に自らの意志で魂を落としてゾンビ人間の輪の中に居座る高徳者が存在します。

高徳者の使命はゾンビ人間にまで魂を貶めた人たちを救い出すことで、高徳者自身が迷妄堕落者(ミイラ取りがミイラ)にならないかぎり、その魂の奥底に抱いた神の子の自覚を確信しながら隠密使命を果たすのであります。

高度な自己研鑽を積み重ねてきた高徳者たちは、苦難困難と戯れる嗜好境地を得た人生の達人です。

この人生の達人を未だ魂が幼い人間が物真似することは、或る意味で自殺行為に他なりません。

憧れや羨望だけでは物真似すら出来ない境地である。

ゾンビ人間に成りすました人類救済の隠密救世主たちは、人の何倍もの隠れた努力精進を積み重ねております。

彼らは救導者のプロであり人間心理のスペシャリストであります。

自らの使命役割を遂行するために穢れた社会の内側に自ら身を置く救導者である。

そうした彼らの霊性が閉ざされないように数多の神々が常に守護指導しております。

何時も霊性を濁すものは巷に溢れる快楽追従社会である。

欲得願望を募らせ精神まで腐らせる成績至上主義である。

人の心を捨てさせる金銭至上経済はゾンビ人間を量産したのです。

その歪んだ社会に属しながらも神の子の自覚を維持継続することが出来るからこそ、高徳者たちは高度な使命役割を果たすことが出来るのであります。

社会に心惑う現代人は、快楽を自己陶酔の道具として扱うゾンビ人間から魂の帰還を果たすべきである。

最後まで諦めない努力精進は決して結果を裏切らない…。

小さな成果を積み重ねて、見事に実相世界にまで里帰りして致だきたい。

それを貴方たちの御祖神(創造主)は微笑みを湛えて待っているのであります。

 

 

 

35 霊性開示 【受難克服編】