033  現状把握は原因追求の基礎

 

精神世界に巻き起こっている天変地異は、個人的な自我の増強が呼び込んでいます。

地震や台風などの外部的な天変地異とは違って、心の革命(自己内部改革)は凡ゆる精神錯乱を巻き起こしています。

最も大きな精神錯乱は精神異常(感情迷妄)であります。

精神異常は本来は病気ではありませんが、身体に影響が出れば自他共に認める病状となります。

凡百の病気は人間の精神から誘発しているのであります。

この内情は次章【病氣(体調不良の克服)】で詳しく語ることにしますが、病気の主原因は心の問題である。

故に心を改めれば病気は直るのです。

現代医療は病気の結果ばかりを外的治療して、その主原因たる心の原因を治療していない…。

そのため手術で取り除いた病気は再発を繰り返します。

主原因の種(心の病)を放置するからである。

何が主原因であるかを探索するのが治療医の本来の仕事なのです。

それをしないまま表層部の治療(刈り取り)だけをするなら利益追従の為の治療になる。

精神世界の現状把握を避けて現象的な病状だけを治療しても根本解決には至りません。

再び古事記の神話を紐解くと、伊邪那岐命は黄泉国の現状把握をする為に真理の法灯を点したのであります。

するとそこは驚くほど醜く穢れた世界でありました。

その黄泉国(精神世界の迷妄部)の惨状を御覧になられた伊邪那岐命は直ぐさま実相世界に逃げ帰られたのです。

黄泉比良坂で千引岩を敷いた後、伊邪那岐命は『我は穢なき国に行っていたのか…』と悔恨され、御身の禊祓いを敢行されたのです。

こうした現状把握をされたからこそ心の大浄化へと進まれたのであります。

人間としての情念には愛情もあれば憎悪もあります。

混濁併せ持つ中で人間関係は成り立っている。

綺麗な心のままでは生きられないのが地上社会であるのです。

どうしても心の中には汚泥が蔓延るので、定期的な心の清掃浄化は必要不可欠なのであります。

その為にも現状を把握することは必須項目である。

現状把握なき清掃浄化は意味がありません。

病巣(主原因)を取り除かなければ永続的に害虫(悪意悪念)が沸いてくるのであります。

 

 

 

35 霊性開示 【受難克服編】