034  氷塊も一点集中で氷解する

 

敵は本能寺にあり。

周辺に巻き起こる小競り合いは問題の本筋ではなく、主原因の在り処を錯乱するための幻影である。

物質世界の幻影には感覚感情の痛みが伴なうが、それも肉体生命を有している間の苦難困難である。

しかし物事の本質(主原因)は総て心の世界に隠れているのです。

それを何時迄も外角部分からアプローチしていては、なかなか本丸は攻められないのです。

敵(己心の魔)の尖兵は津波のように押し寄せ、手段を変え戦術を変えて畳み掛けてくる。

真正面から体当たりしているだけでは早々に力尽きてしまいます。

ここは智恵を駆使して一点集中で攻略するのが得策であります。

幾つかの難問(悪習慣)に苦戦しているのなら、先ずは一つの悪習慣を克服する手立てを講ずるべきである。

氷の塊をトータルで融かそうとしたら労力に比例して疲弊度数が増すだけなのです。

ここは一点集中で全意識を投入して本丸の開城突入を目指すのみであります。

そうしてたった一つだけでも悪習慣の克服を体現すると、それがそのまま自信となって新たな闘い(悪習慣の克服)へと自発的に取り組んで行けるようになります。

高徳者たちには苦難困難は無いと想われがちですが、彼らは高度な霊性を有しているため、襲い掛かる受難も更に複雑なものが襲い掛かります。

けれども高徳者たちには数々の克服体験があり、難関混戦に慣れているが為に難なく乗り越えて行くのです。

如の此く徳を高めれば受難も大物がやってくる。

ここに徳性求道者の忍耐力・霊耐力を磨く主旨が存在するのです。

長い期間を掛けて積み重ね形式となった悪習慣は、同じく地道な善習慣をコツコツと積み重ねることで意識革命を果たすのである。

一度に全てを乗り越えようと焦る必要はない。

例え小さな小競り合いに全敗していても、要所々々で打ち克てば良いし、最終決戦で逆転大勝利をすれば良いのです。

最後まで諦めることなく受難克服に立ち向かう貴方であれ。

悪魔が使う魔法(魔界の悪法力)は相手の気力を無くさせ失望(諦め)させる悪法力である。

貴方よ精神力を磨いて打たれ強い性格となれ…。

魔界の柔術師たちか最も嫌がる忍耐力・霊耐力を無心に磨け…。

敵は本能寺にあり。

悪習慣の総大将は外部ではなく、自らの心の中に潜んでいるのであります。

 

 

 

35 霊性開示 【受難克服編】