044  閉鎖感情は富流入の妨げ

 

地道にコツコツと小銭を貯めて財産を増やすことは、貯蓄という観点では自然の理に叶っています。

人間が生きると言うことは、それ相応の人的消費が伴なうので、生活に必要な基本的資金は日々流れ去るのであります。

そうした中で貯蓄を心掛けることは徳積みとしても尊敬に値するのです。

しかし貯金を貯めることだけが目的となって心が貯蓄だけに囚われると、何の為の貯蓄であるのかさえ分からなくなり、それなりに小銭は溜まるが心はコツコツ貧乏になるのです。

正当な目的のない貯蓄は金欲という立派な執着である。

もともと円(金銭)は縁であり、人と人との心と心を結ぶ触媒(代価)であります。

天下の回りものである金銭を独り占めして流通を留めると言うことは、社会との縁を自ら断つ行為に等しいのです。

閉鎖的感情は経済の流転を遮る為に、自己自身への富の流入を妨げることにも繋がります。

貯蓄を財徳として精神高揚の為の努力精進とするのであれば、明確な目的意識を持って財徳を積み重ねて致だきたい。

山間の河川にダムを建設する理由は、満面に水量を蓄えた水圧を用いて発電をする為であり、また降水量の多い少ないに関わりなく一定の水量を下流に供給する為であります。

そうした天意に叶ったダムの蓄えであれば、雨量を司る龍神たちも惜しまず天水を注ぐのである。

善意の為に造られたものなら同じ善意が降り注ぐのです。

これもやはり心の法則(因果の理法)なのです。

我田引水の気持ちで貯蓄をするなら、同じような我欲迷妄者と波長が合って、騙し裏切り不当な搾取に見舞われ易いのです。

我欲で溜め込んだ蓄財は、河川の淀みのように下流への水の流れを失えば水は腐り虫が沸き異臭を漂わすのであり、腐敗した蓄財には同質の腐敗迷妄者が目を付けて、あれこれと巧みな詐欺を仕掛けてくるのである。

人間の利害に付け込む腐敗迷妄者には十分な注意が必要です。

軽はずみな餌(儲け話)に飛び付かないようシッカリとした目的意識を抱いた蓄財を心掛けるべきであります。

つまり心の貧しさとは我欲そのものである。

他者から富を奪おうとする気持ちこそ心の貧困を誘発する主原因であります。

 

 

 

35 霊性開示 【受難克服編】