056  希望は恐怖に光を照らす

 

本来は克服出来ない恐怖心は一つもないのです。

たとえ目に見えない敵に周囲を覆い隠されても、心の奥底に控えた魂の本質(生命の実相)は光を失うことはないのです。

神の子の自覚を取り戻して徳性を磨いたなら、魂の奥底から目映い程の光明が放たれるのです。

この生命の実相を閉ざした人間は闇に取り巻かれて進退を失い、目に見えぬ恐怖に恐れ慄くのです。

そうして益々心の扉を固く閉ざすのであります。

こうした人が正しく霊性を開く為には希望を持つことをお勧めします。

希望は人生の前照灯(ヘッドライト)です。

夜道を明るく照らすからこそ、面前に障害がある事を前以て気付くのであります。

その障害に気付いたなら事前に対策を練って前準備をしておけるのです。

大抵の恐怖心は心構えも前触れも無いまま突然目前に障害が現れるため、冷静さを失いながら心を動揺させるのである。

しかしこの障害を前以て確認することが出来れば、その障害に近付くまでに対策を練って、心構えと前準備ができるのであります。

希望とは明るい未来を想い描くことであり、稀なる望みではなく遥かなる大望を描くべきである。

自分一人だけの足元を照らすだけではなく、多くの悩める人々の周囲(境遇)をも明るく照らしてあげられるものが希望の本質なのである。

たとえ貴方の希望が小さな灯火であっても、その灯を決して消さないのであれば、接する多くの人々の消えかけた松明に命の炎を点灯してあげられるのです。

灯火は人から人へと灯されて、やがて地球は明るい未来を迎えることになる…。

光明の灯火が増えるに従って、暗闇は本来の無を証明するかのように姿を消滅させるのです。

こうして人間は恐怖という名の妄想を駆逐しなければならない。

いつまでも有りもしない幻影に不安や焦燥を募らせていてはならないのです。

心に夢を持ち、明日(未来)に希望を描いて下さい。

この地上に希望の光が幸栄えた時に、やっと人類は世紀末恐怖の呪縛から解放されるのであります。

 

 

 

35 霊性開示 【受難克服編】