058  怠惰の継続は失望を招く

 

人間の魂には来世がある…。

この事実を受け入れるだけでも人生は変わるはずです。

今世の自分の良い習慣(善業)が来世に生かされ、悪しき習慣(悪業)が来世では足枷となる。

地上で生きている間に悪しき性格を変えられなければ、霊界へ里帰りしても性格は変えられないし、ましてや生まれ変わった来世の自分は前世の性格を潜在意識(善業悪業)として隠し持つため、尚更に性格変換は難しいのです。

自殺願望者は生命を絶ては全てが終わると勘違いしているが、何もかも嫌になり自らの生命を絶てば嫌悪感を心に抱いた状態で幽界に入るのである。

心の傷跡や痛みを引き摺りながら限界と幽界の狭間を長く彷徨うのです。

自殺者の霊は浮かばれないまま地縛霊として其の場に留まることが多いのです。

魂の固着は未来への想い描きが望めないからであります。

仮に自殺者の魂が霊界に帰ったとしても、魂は霊界にて因果の理法に則った同類相通ずる世界に自らの意思で向かうのであります。

霊界こそ心の法則が即時作用する世界であるため、嫌悪感を抱いたまま天国に入ると、温厚な霊人たちの中では自分は異質な魂であると感じて恥ずかしくなり、自らの意思で天国から抜け出し、同じような嫌悪感を抱いた魂がいる世界へ自ら赴くのであります。

だいたい自殺というものは自分という人間の命を絶つ殺人なのである。

創造主から預かった大切な命に手を掛けた殺人である。

殺人は魂の世界に於いても犯罪なのです。

自殺願望を心の中に抱く者は命を絶つ気力があるのなら、その気力を地上で生きる勇気に変えて致だきたい。

そうして小さな範囲から普段の地道な努力を始めるべきである。

苦難困難に紛れながらも小さな努力を重ねる貴方の生きる姿が、後から続く若者たちには細やかな希望に映るはずであります。

そうした貴方の勇姿が、貴方の知らない所で誰かの命を繋ぎ止めるかも知れない…。

誰もが最初は命の尊さを知って生きていたはずであるが、前向きに生きる意思が薄れて何時しか社会に嫌悪感を抱いた思いが思考回路を自縄自縛してしまったのでありましょう。

怠惰の継続は失望を招きます。

どんなに小さな努力でも、人知れず積み重ねられた記憶の数々は、魂の世界に確かな徳性を育むのであります。

 

 

 

35 霊性開示 【受難克服編】