070  神の子の自覚は霊感性の深まり

 

貴方の感情は貴方だけの個別意識であります。

それ故に感情の赴くままに現れた現実は貴方の心の投影である。

心の影として現れた結果は自己自身に全て責任がある。

影絵が苦しんでいるなら、それは心の苦しみであり悲しみであります。

影絵が喜んでいるなら、それこそ心の喜びであり幸せであります。

山肌に映った雲の影形を変えようと思うのなら、空に浮かぶ雲そのものの形を変えなければならないでしょう。

それと同じように人生の苦難困難を克服するためには、影形(苦難困難)の主原因に当たる自己自身の心(魂の傾向性)そのものを変えなければならないのです。

暗闇を照らす照明の明かりが霞んで見える原因は、暗闇の作用ではないかと疑う前に、照明自体のレンズに染み付いた汚れの方に主原因があることを知る必要があります。

感情を良くも悪くも扱うのは本人自身の主体性に関わっています。

そこに努力精進の成果として個人的な徳性の差異が現れるのです。

人間社会の基本的人権は生命の平等(生きることの自由意思)でありますが、霊性社会の基本的霊権は徳性の公平(努力精進の公平な評価)である。

神の子の自覚を深める徳性開発には真理に即した霊的評価が付き纏います。

魂が清らかで慈悲慈愛に溢れた霊人は、本人から放たれる霊光(光明の量)で徳性の高さ低さが一目瞭然として解るのであります。

感情の統制(心のコントロール)が出来ない人間には微弱なオーラすら出てはいない…。

それは重苦しい物質世界の鈍重な波動で心を曇らせているからであります。

自己自身の感情を昇華して霊的感性を深める努力を怠ってはならないのです。

些細な感情(思い入れ)も習慣になれば感覚意識として固まってしまいます。

粗野な性格を其のまま放置していたなら改変が難しい野蛮な人格が形成されてしまいます。

感情の統制(心のコントロール)には徳性の基礎となる忍耐力・霊耐力を磨かねばならない。

もはや感情の克服は魂に使命役割を抱く光の天使たちには必須課題であり初期研鑽であります。

 

 

 

35 霊性開示 【受難克服編】